日本都市計画学会関西支部が企画された「空き家を使いつくす社会づくり」というオンラインシンポジウムでパネルディスカッションのコーディネーターをつとめました。社会課題と言われて久しい空き家について、予防管理の視点から活用の視点までを一気通貫するようなシンポジウムでした。
前半は、5人のゲストから話題提供をいただき、後半は私を含めた6人でのディスカッション。約100名が参加されたシンポジウムでした。
詳細は都市計画学会ホームページにレポートが上がると思いますのでそちらを御覧ください。冒頭、行政が設置する空き家バンクの現状分析について報告があり、その後兵庫県で始まった空家活用特区制度についての紹介、たつの市での空き家を活用したまちづくり、民都機構からファイナンスの組み立てについて、丹波篠山での文化財を参加型で活用する方法など、非常に示唆に富む内容でした。
話題提供を聞きながら、論点整理をし、時間の許す限りこれらについて議論を進めました。共通していたのは、いかに共有できるエリアビジョンを創造できるか。これは後付でも良いからあることが大切だということでした。そしてチームづくり。空き家だからといって不動産の専門家だけでは対応しきれなくなっているという現状でした。
私も学ぶことが多く大変楽しいシンポジウムでした。